制作・著作 公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構
Diet, alcohol, smoking and cancer of the upper aerodigestive tract: a prospective study among Hawaii Japanese men
- 著者
- Chyou PH, Nomura AM, Stemmermann GN.
- 雑誌名, Vol, No, Page, 年
- International journal of cancer, 1995, 60(5): 616-621. doi:10.1002/ijc.2910600508
- Identifiers
- PMID:7860134
- 論文種類
- 原著
- 研究デザイン
- コホート研究
- 実施された国
- 米国
- 対象集団
- 地域住民(男性のみ)
- 解析対象者
- ・属性
- ハワイ・オアフ島に居住する1900年から1919年生まれの日系アメリカ人で1965年のホノルルハートプログラムに登録されている者
- ・除外基準
- ①調査対象になる前に死亡した者(n=180)
②プログラムに参加しなかった者(n=2,962)、以下n=8,006から除外した→
③調査時に上部消化器がんの発症があった者(n=4)
④adenocarcinoma(腺がん)(n=1)
⑤上部消化管がん症状はあるが臨床診断がない(n=6) - ・人数
- 男性:7,995名
女性:0名
総計:7,995名 - ・年齢
- 範囲:45-68歳
- ・ベースライン調査の開始時期と追跡期間(年)
- ベースライン 1965年-1968年
- アウトカム
- 上部消化管がんの発症
- アウトカムの数
- 92例
- 米食、日本食パターンの評価法(定義)
- 食事パターン(米食が含まれている)
- 結論
- 米飯(2単位以上/日)、海草(5回以上/週)、佃煮(5回以上/週)、豆腐(2-4回/週)のより多い摂取頻度で、上部消化管がんのリスクが増加することが示唆された(用量反応相関は統計的に有意ではない)。またキャンディ、ゼリー、炭酸飲料の摂取量が上部消化管がんの発症と統計的に有意な逆傾向を示した。脂肪、カルシウムの摂取と逆相関する傾向があった。たんぱく質、総エネルギー量、砂糖の摂取量については、弱い逆相関がみられた。炭水化物、食物コレステロールまたはナトリウムの摂取量では関連はなかった。