制作・著作 公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構
Rice, bread, noodle and cereal intake and colorectal cancer in Japanese men and women: the Japan Public Health Center-based prospective Study (JPHC Study)
- 著者
- Abe SK, Inoue M, Sawada N, Iwasaki M, Ishihara J, Sasazuki S, Shimazu T, Yamaji T, Shibuya K, Tsugane S.
- 雑誌名, Vol, No, Page, 年
- Br J Cancer. 2014 Mar 4;110(5):1316-21. doi: 10.1038/bjc.2013.799. Epub 2014 Jan 2.
- Identifiers
- PMID:24384682
PMCID:PMC3950850 - 論文種類
- 原著
- 研究デザイン
- コホート研究
- 実施された国
- 日本
- 対象集団
- 地域住民(男女)
- 解析対象者
- ・属性
- 日本国内の10地域に在住する一般住民(研究自体は11地域で実施しているが、1地域はがん発症情報が入手できなかったため解析からは除外した。
- ・除外基準
- ①がん既往有、starting pointより前に現在がんにかかっていると回答した者(n=4,086)。
②主な暴露指標の情報を得られなかった者。具体的には、米・パン・麺摂取量(n=1,030)、総エネルギー摂取量が極端(上下2.5%)(n=4,666)、データが取れなかった者。
③交絡因子の情報が取れなかった者(n=15,221; BMI n=2,195、喫煙状況 n=4,122、飲酒状況 n=6,698、MET n=2,944、月経状況 n=2,898、ホルモン剤使用 n=2,674、n-3PUFA n=98) - ・人数
- 男性:34,559名
女性:38,942名
総計:73,501名 - ・年齢
- 範囲:男性55.2-57.0歳、女性55.7-57.4歳
- ・ベースライン調査の開始時期と追跡期間(年)
- ベースライン(1990‐1994年)、5年後フォローアップ調査(FFQ実施)1995-1998年、追跡最終日2008年12月31日
- 追跡期間・総人年
- 追跡期間 平均値:10-13年
総人年: 男性366,993.5人年、女性434,943.6人年、総計801,937人年 - アウトカム
- Colorectal cancer(大腸がん)の発症
- アウトカムの数
- Colorectal cancer(大腸がん) 1,276名(男性777名、女性499名)
- 米食、日本食パターンの評価法(定義)
- 米
- 結論
- 日本人で米摂取量の最も低い群と比較して最も多い群では、男女ともに結腸がんとの関連は認めなかった。男性では、米摂取量と直腸がんとの間に負の傾向を認めた。