制作・著作 公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構
Dietary glycemic index, glycemic load, and intake of carbohydrate and rice in relation to risk of mortality from stroke and its subtypes in Japanese men and women
- 著者
- Oba S, Nagata C, Nakamura K, Fujii K, Kawachi T, Takatsuka N, Shimizu H.
- 雑誌名, Vol, No, Page, 年
- Metabolism. 2010; 59(11): 1574-82.
- Identifiers
- PMID:20303126
- 論文種類
- メタアナリシス(公表データに基づく)
- 研究デザイン
- コホート研究
- 実施された国
- 日本
- 対象集団
- 地域住民(男女) その他
- 解析対象者
- ・属性
- 高山市に在住する35歳以上の男女
- ・除外基準
- 質問票を45%以上回答しなかった者、FFQで16品目以下に対してした回答しなかった者・全ての品目にneverと回答した者、信頼できる回答が得られなかった者、がん・心筋梗塞・糖尿病・脳卒中の既往あり
- ・人数
- 男性:12,561名
女性:15,301名
総計:27,862名 - ・年齢
- 平均または中央値:男性53.7歳、女性54.9歳
- ・ベースライン調査の開始時期と追跡期間(年)
- 1992年から1999年
- アウトカム
- 脳卒中、脳梗塞、脳出血による死亡
- アウトカムの数
- 脳卒中:男性120名、女性127名
脳梗塞:男性60名、女性=66名
脳出血:男性48名、女性46名 - 米食、日本食パターンの評価法(定義)
- 米
- 結論
- 年齢調整のみの結果であるが、女性では米摂取量の最も多い群は脳卒中死亡リスクを増加させることが示唆されたが、多変量調整すると関連はみられなかった。また女性の脳出血死亡に対する米摂取の年齢調整ハザード比は各群において有意差を認めなかったが、米摂取量が多いほど脳出血死亡リスクが有意に高くなる傾向を示した(多変量調整は実施せず)。その他については米摂取とアウトカムに関する有意な関連を認めなかった。一方で、白米に多く含まれる食事性GIが注目されているが、高GIの食事であることは女性における脳卒中死亡と有意に関連した。